中期経営計画の展開MANAGEMENT PLAN

ミライトグループは、2018年度に実施した経営統合を活かし、事業環境変化を好機としていくために、2019年度から3ヶ年の中期経営計画を新たに策定しました。

事業環境と主要な課題

 当社グループを取り巻く事業環境は転換期を迎えています。情報通信分野においては、お客様である通信キャリアのビジネスモデルが変化していることに加え、今後は第5世代移動通信システム(5G)を活用した新たなサービスの提供が期待されています。また、本格的なIoT時代の到来に向けて、Wi-Fi、センサー、クラウドなど、新たなソリューションに対する需要の高まりや、高度成長期以降に整備された社会インフラの再構築が加速するなど、当社グループを取り巻く事業環境は今後も大きく変化していくことが予想されます。
 このような環境の中、当社グループはストックビジネス、環境・エネルギー、グローバルなど多くの成長分野(フロンティアドメイン)において事業を積極的に拡大する必要があります。また、経営統合各社とのシナジーを追求し、新生ミライトグループとして施工能力の向上、顧客基盤の強化、利益構造の改善などに取り組み、利益重視の事業運営を一層推進していく必要があります。
 さらに、社会的に少子高齢化、働き手不足が顕在化する中、当社グループは協力会社も含め皆が安心して働ける労働環境の整備、安全対策の徹底等を進めることにより、事業の担い手確保に努めるとともに、ICTの活用など働き方を能動的に変化させていく必要があります。

事業環境

主要な課題

①フロンティアドメインでの新たな事業領域拡大

  • ●利益確保を重視した受注案件の厳選と上流工程進出による利益率改善
  • ●直接顧客の深堀と新規ユーザ開拓の取り組み
  • ●効率的な施工体制の構築、協力会社体制を活用した全国施工体制の構築

②経営効率化、既存事業の生産性向上

  • ●工事量の平準化や費用構造分析による収支改善
  • ●重複業務の解消や役割分担の見直しなどによる子会社・協力会社との関係再構築
  • ●システム化やツール開発による業務の効率化・共通化

新中期経営計画

 当社グループは、事業環境が大きく変化する中で、(株)TTK、(株)ソルコム、四国通建(株)との経営統合を機に、経営の効率化と既存事業の生産性向上を一層推進するとともに、中長期的にはフロンティアドメインにおいて競争力を強化することで、「総合エンジニアリング&サービス会社」としての企業価値の向上と持続的な成長を図っています。そのため、2019年度を初年度とする3ヶ年の中期経営計画を策定し、これを達成することを目標としています。
 なお、売上に占めるフロンティアドメインの比率は、2018年度は41%でした。この比率を、2021年度には46%まで拡大することを計画しています。

テーマ

5G時代の到来やIoT化の進展、技術の融合による新サービスなど、事業環境が変化する中、市場競争力を高め、スマート社会を支える会社をめざす

重点施策

新たな事業機会の創出
  • ●経営統合により進化した地域カバレッジを活用したソリューションビジネスの展開
  • ●従来の事業分野や技術の枠組みを超えた新たな事業機会へのチャレンジ
事業構造の転換を加速
  • ●キャリア事業からソリューション事業への転換を加速
  • ●ソリューション事業の質の転換(利益重視)の促進
生産性の向上と
事業運営コストの効率化
  • ●パートナー会社との連携強化による工事稼働の確保
  • ●システムの共有化と共通業務の集約
人材基盤の強化
  • ●働き方改革による生産性向上と人材確保
  • ●新事業分野の拡大や事業変革を支える人材の強化・活性化
ESG経営の推進、
安全・品質
  • ●ESG強化の観点から、事業をリスクと機会の両面から捉え的確に対応
  • ●「安全・品質の向上」で、お客様からの安心と信頼に応えるミライトグループブランドの確立
資本政策
  • ●健全な財務体質の維持
  • ●資本コストを意識した経営
  • ●ROE8%以上の実現に向けた自己株式の取得

目標とする
経営指標
(2021年度目標)


新たな事業機会の創出

 (株)TTK、(株)ソルコム、四国通建(株)との経営統合により深化した地域カバレッジを活用し、営業およびサービス面でより迅速・的確な対応を行っていきます。そして、それぞれの地域の活性化を支援していきます。
 また、ミライトグループの事業分野と、その中で活用されている技術を横断的に見渡し、自由な組み合わせを促していきます。このような融合を通じて、様ざまな規模の社会の課題解決に貢献していきます。

技術を活用した事業領域の拡大 (2019年3月31日現在)


人材基盤の強化

 自立した社員一人ひとりの意欲と能力、チームの組織力を最大限に発揮し、心身ともに健康で活き活きと働き続け、自らの成長を実感できる、働き甲斐のある魅力的な会社をめざします。
 そして、ワーク・ライフ・バランス充実やダイバーシティ推進を図りながら、体質・コスト構造の転換を進めていき、「生産性の高い」「挑戦する」「魅力的な」会社を実現する人材基盤を強化していきます。


ESG経営の推進

 ミライトグループは、経営の基本理念、行動指針、企業倫理憲章という「ミライトWAYの体系」に基づき、CSR(企業の社会的責任)活動を推進してきました。社会の要請や期待に応えて事業を継続させることで、ステークホルダーから長期的な信頼が得られるようにすることを、その基本的な考え方として定めています。
 そして、2019年5月の中期経営計画の発表にあたり、中長期的な財務への影響に着目した「ESG※1経営」の概念を打ち出しました。持続可能な開発目標(SDGs※2)への貢献を全ての事業活動を通じて進めるとともに、ESG強化の観点から、事業のリスクと機会をより広い視野から捉え、的確に対応していきます。

重点テーマ・課題 「未来への架け橋を つくる。まもる。」

  • ※1 ESG:Environment(環境)、Social(社会)、Governance(企業統治)の頭文字をとったもので、企業経営や成長に関し、それらの観点からの配慮を重視する考え方。
  • ※2 SDGs(Sustainable Development Goals):持続可能な開発目標(2015年9月の国連サミットで採択)